ハラスメント防止の必要性
<社内に対して>
1. 従業員の心身の健康を守るため
パワハラは精神的・身体的なストレスを与え、うつ病や退職、自殺など深刻な問題を引き起こす可能性があります。これを未然に防ぎ、従業員が安心して働ける環境を整えることが重要です。
2. 生産性・職場の士気を維持・向上のため
パワハラがあると職場の雰囲気が悪化し、チームワークやモチベーションが低下します。これが業務効率の低下や離職率の上昇につながるため、健全な職場づくりが必要です。
3. 企業の法的責任や社会的信用を守るため
日本では、労働施策総合推進法によりパワハラ防止措置が義務付けられています。これに違反すると、企業が法的責任を問われたり、社会的信頼を失うリスクがあります。
4. 多様性と公平性の職場環境を実現するため
個人の尊厳を守り、多様な人材が活躍できる職場を作るためには、ハラスメントのない公平な環境が不可欠です。
<社外に対して>
1. 企業イメージ・ブランド力の向上
パワハラ対策をしっかり行っている企業は、**「従業員を大切にする誠実な会社」**という印象を与えます。これが企業ブランドや信用の向上につながります。
2. 取引先・顧客からの信頼獲得
企業のガバナンスやコンプライアンス体制が重視される中、ハラスメント対策の有無は取引先の評価項目にもなり得ます。しっかり対策を行うことで、安心して取引できるパートナーとして信頼されやすくなります。
3. 優秀な人材の確保
労働環境の良さは求職者の重要な判断材料です。パワハラのない職場環境を外部にアピールすることで、優秀で志の高い人材からの応募が増える可能性があります。
4. 投資家・株主からの評価
ESG(環境・社会・ガバナンス)投資が広がる中で、「社会(S)」への配慮、つまり働きやすい職場環境づくりが評価基準になります。パワハラ防止はこの点で投資家にも好印象を与えます。
5. リスクマネジメントの一環として
パワハラ問題が表面化すると、SNS炎上や報道で企業イメージが失墜し、取引停止・契約解除など経済的損失にも発展する恐れがあります。防止策を講じておくことで、社外から「リスク管理の意識が高い企業」と見なされます。
パワハラ防止の主な取り組み
1.社内ハラスメント防止規程の制定と周知
2.管理職を対象としたハラスメント研修の定期実施
3.匿名で相談可能な社内外の相談窓口の設置
4.事案発生時の迅速・公正な調査と対応体制の整備
5.再発防止に向けた組織内フィードバックの徹底
このような体制の整備には時間と経費が掛かります
内外にハラスメントの防止をアピールするため
まずパワハラ関連のWEBアプリを御社のホームページにアップすることから始められてはどうですか
パワハラ防止策として、セルフチェックのWebアプリを自社HPに掲載するのは、特に中小企業にとって比較的低コストで啓発的な取り組みとして有効性があります。
ハラスメント防止のWEBアプリ
<アプリの有効点>
1. 社員の自己認識向上
自分の言動がハラスメントに該当する可能性があるかを客観的に確認でき、予防意識が高まります
2. 啓発・教育の一環
自主的な学習ツールとして機能し、研修の代替または補完になります
3. 相談や報告へのハードルを下げる
「ハラスメントに当たるかも」と気づくことで、相談行動を促すことができます
<アプリの留意点>
1. アプリだけでは抑止力に限界がある
自主性に依存するため、悪質な加害者や無自覚な行為者には効果が弱い可能性があります
2. チェック結果の扱いに注意
結果が記録される場合、個人情報保護やプライバシーへの配慮が必要です(記録しない匿名形式が無難)
3. 「対策をしている」姿勢に過度な依存はNG
セルフチェックだけで「対策は十分」と考えてしまうと、組織としての責任や法的義務(※努力義務を含む)を十分に果たせないおそれがあります
4. 更新・監修の必要
内容が古くなると誤解や誤った自己判断を招くため、定期的な更新や専門家の監修が望ましいです
WEBアプリは「入り口」としては非常に有用です
3つのWEBアプリの解説
これから解説するWEBアプリはPCでもスマホでも使用できます
1.パワハラ・セルフチェックWEBアプリ
2.職場環境・セルフチェックWEBアプリ
3.パワハラアンケートWEBアプリ
1.パワハラ・セルフチェックWEBアプリ
このWEBアプリの構成
チェック表とパワハラ解説の2つのタブがあります
ご覧ください(ココをクリック)
■ チェック表タブ
質問は36問あります
結果は6類型のレーダーチャートと各質問にYESと回答したかが表示されます
※このアプリは単純に質問に回答するだけで、誰が回答者かは分かりません
また回答内容を記録されません
あくまで自己啓発のWEBアプリです
■ パワハラ解説タブ
パワハラの6類型について解説しています
1.身体的攻撃型
2.精神的な攻撃型
3.人間関係からの切り離し型
4.過大な要求型
5.過小な要求型
6.個の侵害型
出展:労働省「明るい職場応援団」
2.職場環境・セルフチェックWEBアプリ
パワハラの発生しやすい職場環境についてチェックします
ご覧ください(ココをクリック)
質問は10問です
全てに回答すると、YESと回答した質問が表示されます
※このアプリは単純に質問に回答するだけで、誰が回答者かは分かりません
また回答内容も記録されません
あくまで自己啓発のWEBアプリです
3.パワハラアンケートWEBアプリ
全社的にパワハラの有無などを調査するアンケートです
メールでアンケートを回収します
ご覧ください(見本版です ココをクリック)
ログインID欄に付与されたIDを入力してください。
入力したら確認ボタンをクリック(タップ)してください。
[質問ページへ]と表示されますので、これをクリック(タップ)します。
[質問ページへ]移動します。
<質問ページ1>
この質問ページが表示されると、オフラインでも作動します
WI-FIやモバイルデータをOFFにしても大丈夫です。
ただ、アンケートの結果を送信する前に必ずオンラインにしてください
[質問へ]をクリック(タップ)してください
ログインIDが合致すると、使用許可のアラートが表示されます
IDが合致しない場合や使用期限を超過している場合は、使用不許可のアラートが表示されます
<質問ページ2>
使用許可のアラートの[OK]ボタンをクリック(タップ)すると、質問が表示されます。
各ページの質問に回答して行ってください
質問に回答したら[次の質問へ]をクリック(タップ)
この作業を繰り返してください。
最後の質問は14です
[もう一度確認する]をクリック(タップ)すると、全質問の回答状況が表示され
修正することもできます
[送信画面へ]をクリック(タップ)すると送信画面が表示されます
<送信画面>
もし、オフラインでアンケートに答えられた場合は、オンラインにしてから
[結果の送信]をクリック(タップ)する。
ネットを切断してください。
担当者に次のようなメールが送信されます。
このメールをCSVファイルとして保存しデータを集計・分析します。
これらのWEBアプリへの問合せは下記のお問合せフォームで
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